AI活用・業務改善

AIサービスを選ぶ前に、使う仕事・入れる情報・支払う人の3つをそろえる

公開:2026年10月29日 / 編集:合同会社プラスタ

ChatGPT、Gemini、Claude、Copilotなど、会社で使うAIサービスを比べる前に決めておく3つの条件。使う仕事、入れてよい情報、支払う人を先にそろえ、同じ依頼で試して選ぶ手順を、記録表の例つきで紹介します。

同じ形の道具が3つ、同じ高さの台に並べられている様子のイメージ
AI生成のイメージイラストです。

この記事で分かること

  • サービスを比べる前に決めておく、3つの条件
  • 同じ仕事を同じ入力で試して比べる手順と、見る点
  • すでに契約している道具から確かめる順番

「ChatGPT、Gemini、Claude、Copilot……どれを会社で使えばいいのか」。比べ始めたものの、機能の一覧を眺めるだけで決められない、ということはありませんか。

この記事は、サービスを見比べる前に、先にそろえておく3つの条件の話です。用意するのは、メモ用の紙1枚と、普段の仕事で使っている文章1つ。最後に、候補のサービスを同じ条件で試して、選ぶところまで進められます。

使う仕事を1つに絞る

機能の一覧は、見るほど「全部できそう」に見えて、決め手になりません。比べる材料は、普段の仕事の1つにします。

  • 取引先へのお詫びメールの下書き
  • 会議メモの整理
  • 見積書に添える説明文の下書き

毎週のように繰り返していて、文章を書くのに時間がかかっている仕事を選びます。いくつも選ぶと、比べる手間が増えて続きません。

入れる情報を3段階に分ける

AIには、仕事の文章を入力します。サービスを選ぶ前に、何なら入力してよいかを決めておかないと、「使いたい仕事」と「入れてよい情報」が食い違い、選んだあとで使えない、ということが起きます。

次は、社内ルールの下書きとして使える分け方の例です。

段階入力してよい情報の例
入れてよいすでに公開している情報、一般的な文章、社名を伏せた依頼文
相談してから入れる取引先の名前、金額、従業員の名前
入れないパスワード、マイナンバー、顧客の個人情報の一覧

「相談してから入れる」を入力してよいかは、サービスによって、また契約の種類によって条件が違います。入力した内容がAIの改善に使われるか、使われない設定にできるかは、申し込む前に、各サービスの利用規約とデータの扱いの案内で確かめます。

契約済みの道具を確かめる

新しいサービスを契約する前に、すでに会社で契約している道具の中で、AIが使えないかを確かめます。GoogleのWorkspaceやMicrosoftの365を使っている会社では、契約の種類によって、その中でAIが使える場合があります。使えるかどうかはプランごとに違うため、管理者の画面か、販売元の案内で確認します。

すでにある道具の中で足りるなら、支払いも、アカウントの管理も増えません。足りない仕事があるときだけ、新しいサービスを候補に加えます。

契約者と管理者を決める

候補が決まったら、誰の名前で契約し、誰が管理するかを決めておきます。個人のカードや個人のアカウントで始めると、その人が辞めたとき、仕事の履歴や契約の管理が会社の手を離れることがあります。会社のメールアドレスで契約し、持ち主と、辞めたときの引き継ぎ先を決めておきます。

同じ依頼で試して比べる

条件がそろったら、候補のサービスに、同じ依頼文を貼って比べます。

  1. 1つの仕事を選び、取引先名や金額を伏せた依頼文を作ります。
  2. 同じ依頼文を、候補のサービスそれぞれに貼ります。
  3. 返ってきた文章を、次の表のとおり記録します。
サービス直した箇所の数渡していない内容を書いていないか操作で迷った点
A
B
C

見るのは、直した箇所の数と、依頼文に書いていない約束や数字が入っていないかの2点です。文章がうまいかどうかより、仕上げるまでの手間と、間違いの少なさで比べます。

1回の結果だけで決めず、別の日にもう一度同じ手順で試します。回答は毎回少しずつ違うためです。2回続けて直す量が少ないサービスを、最有力にします。

選んだあとに伝えること

選んだら、次の3つを、使う人全員に伝えます。

  • 何の仕事に使うか: 試した仕事を、最初の使い道にします。
  • 入れてよい情報の段階: 先ほどの3段階の表を、そのまま見せます。
  • 見直しの日: 3か月後など、日付を決めます。AIのサービスは変化が早いため、見直しの日に、同じ手順でもう一度比べます。

サービスを選ぶことは、その会社の仕事に合わせて使い方を決めることです。 一覧の優劣ではなく、自社の仕事1つと、入れてよい情報の線引きから決めると、あとで迷いません。

次に読みたい記事

この記事とあわせて、具体的な進め方を確認できます。

AI活用・業務改善の記事をまとめて見る →

ご相談

話がまとまっていなくても、
大丈夫です。

何から話せばよいか分からない状態でも構いません。お話を伺いながら、何に困っているのか、どこから手をつけるかを一緒に整理します。

代表 桒原 篤史

ご相談は、代表の桒原 篤史が直接伺います。プラスタでの対応が適さない場合も、その旨を率直にお伝えします。必要のないサービスや仕組みを、無理に勧めることはありません。

代表社員 桒原 篤史ITコーディネータ

実績紹介を見る →
まずは相談してみる →

ご相談は無料です。

0248-21-8298平日 9:30〜18:00